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中小企業のPR活動に、希望の一手。次世代型サービス「CPP」で開ける未来とは?

特集画像:多鹿 晴雄 Haruo TAJIKA

Enjinが2018年4月に開設した「Cloud Press Platform(以下、CPP)」は、報道ネタを求めるメディア関係者と自社情報を発信したい企業・団体をつなぐ、新しいプラットフォームサービスです。最新のAI技術を搭載したCPPによって、PR手法はどう変わるのか? CPP事業を統括するEnjin代表取締役 社長の多鹿晴雄が解説します。

特集画像:多鹿 晴雄 Haruo TAJIKA

PRのキモは、「第三者目線」に立った情報発信
――CPPは、ネタを探すメディアとPRしたい企業を引き合わせる、今までにないサービスだと聞きました。どんな点が画期的なのでしょう?

CPPには多くのメリットがありますが、それをご説明する前に、まずは広報担当者がPR活動を行う上で押さえておくべき基本を理解する必要があります。これまで私は数え切れないほどの広報担当者にお会いしましたが、そうした出会いを通して、企業が発信したい情報とメディアが知りたい情報には、かなり大きな開きがあることに気づきました。

例えば、PRに不慣れな方が作成したプレスリリースは、大抵思いの丈を目一杯詰め込んでいて、読む側にとって魅力的な内容になっていないんですね。日々、膨大な数のプレスリリースに目を通すメディア担当者は、ほんの一瞬で目当ての情報かどうかを判断します。そんな中で自社の情報に注目してもらうには、「第三者目線に立って」発信すべき情報を整理することが不可欠です。「どんな情報なら、受け手に喜んでもらえるだろう?」という視点でアピールポイントを絞り込み、情報を精査する必要があるのです。

特集画像:CPP

中小企業が、PRで確実に効果を生み出すには?
――なるほど。そうした心構えは、どうすれば身につけることができますか?

そこがなかなか難しいところです。専任の広報担当者が複数在籍する大企業と異なり、中小企業の広報担当者は、秘書や総務との兼務であることがほとんど。PR業務に十分な時間を割けないため、プレスリリースを打つのが精一杯…という場合が大半です。例えプレスリリースを打ったとしても、メディア担当者の目に止まるのはまれという厳しい現実が待っています。

そのような状況を打破するには、いくつかの方法があります。一つ目は、PR会社に業務をアウトソースすること。ただし、予算に余裕のある企業しかこの手段は取れません。二つ目は、メディア担当者に直接アポイントを取って訪問する「メディアキャラバン」を実施すること。ただし、これには高度なノウハウと手間暇が求められます。上記の選択肢どちらも自分たちには難しい…。そんな企業におすすめしたい第三の方法が、今回ご紹介するCPPというサービスです。

 

特集画像:多鹿 晴雄 Haruo TAJIKA

CPPは、マッチングアプリのPR版
――CPPの仕組みについて詳しく教えてください。

「Cloud Press Platform」という名の通り、クラウド上でメディアと企業を引き合わせ、PRの情報マッチングを行います。結婚相談所の例えを用いてご説明しましょう。現在、結婚相談所はアナログでマッチングを行う昔ながらのタイプと、ネットやアプリで引き合わせる新しいタイプがありますよね。このうち、PR会社へのアウトソースは前者にあたり、PR会社がメディアと企業の仲人役を務めます。そうしたマッチングを、人を介さずにデジタルで行うのがCPPです。

では、TV局で食べ歩き番組を手がけるディレクターが、CPPを利用したらどうなるでしょう。この人がCPPにアクセスすると、あまたあるプレスリリースの中から飲食店の情報だけが自動的に選り分けられ、番組で紹介するにふさわしい情報をすぐに見つけることができます。ここには、AIがその人に合う情報を閲覧履歴から判断し、優先的に表示させる機能が用いられています。その結果、メディア担当者は情報収集の手間を大幅に短縮することができるのです。

企業の広報担当者にとっても、メリットはいろいろです。上に述べたリコメンド機能のおかげで、これまで埋もれがちだった自社情報が目に止まりやすくなります。また、人が介在しないシステムであるためコストを抑えられる上、人脈開拓の工程もスキップできます。さらにサイトでは、「こんなふうにプレスリリースを書いたら、メディア露出につながった」という他社事例を公開しているため、成功のためのノウハウを盗むことも可能です。

 

特集画像:多鹿 晴雄 Haruo TAJIKA

ノウハウを蓄積して、好循環サイクルに乗る!
――サービス開始から半年あまり。現時点での手応えは

キー局の特番や経済誌のWebコラムなど、すでに成功事例が出ています。AIの特性上、今後、CPPを利用する企業が増えるほどビッグデータが蓄積され、マッチングの精度は上がっていきます。そうした暁には、CPPがPRの新たな潮流になるに違いない。私はそう確信しているんです。

さらなる効果を狙いたい方には、Enjinが毎月開催しているプレスリリース講座とメディアのキーマンを招いた講演会も活用するといいですね。これにより、冒頭でお伝えした「第三者目線に立った情報発信」のコツを体得でき、独創的なPRの打ち手を自ら発想できる広報パーソンになることができます。

私が企業の方に常々強調しているのは、1〜2カ月に一度、継続的にメディア露出できるような仕組みを目指しましょうということ。コンスタントな露出で評判が広がり、良質なお客さまや人材が集まるという好循環サイクルをつくることができれば、足し算ではなく掛け算の効果を手にすることができます。それこそが、PRの醍醐味なんです。

※「Cloud Press Platform」は、会員制のクローズドなサイトです。ご利用いただくには事前に登録が必要です。ご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。
https://www.cloudpressplatform.com/inquiry

(2018年10月)

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