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次代の競争はもう始まっている。
来たる「AI時代」に生き残る企業とは?

次代の競争はもう始まっている。来たる「AI時代」に生き残る企業とは?

最近、至るところで耳にするAIの話題。すでにビジネスでの活用が進んでおり、2023年にはAIが大衆化、2043年までに最盛期を迎えるといわれています。まさに、時は「AI時代」。この先、企業が勝ち抜いていくためには、AIとどう向き合い、どう使いこなすのかがカギになるでしょう。そこで本記事では、企業の経営に携わる人が、AIに対してもっておくべき問題意識を考えます。

 

「AI×ビッグデータ」が、新時代のキーワード

AIというとロボットを連想する人もいるかもしれませんが、今、ビジネス分野で導入が進んでいるAIは少し違います。「データ分析を担うコンピュータの進化版」というイメージです。最大の特徴は、自ら学習すること。これまでのコンピュータは、人間が最初に設定したプログラムやアルゴリズムに沿って動くものでしたが、AIは目標を設定してデータを与えれば、自ら答えや方法を探し出します。以前話題になったAIの囲碁ソフトも、AI同士で高速に対局しながらデータを蓄積。それをAI自身が分析して、「勝つ戦法」を学習しました。

AIを語る上で外せないのが、「ビッグデータ」という言葉。デジタル化やSNSの普及、IoTの発達により、ユーザーの行動はかつてないほど多様化するとともに、今まで得られなかったあらゆるデジタルデータが手に入るようになりました。こうして集められた巨大で複雑なデータ群が、ビッグデータ。しかし、従来のコンピュータではこの膨大なデータを処理しきれません。そこでAIの登場です。AIが高度な分析と推論を行うことにより、「風が吹けば桶屋が儲かる」といったビジネス上の意外な関連性を発見できるかもしれないのです。

 

次代の競争はもう始まっている。来たる「AI時代」に生き残る企業とは?

AI導入で見えてくる、ビジネスの新たな打ち手

具体的な活用例を挙げましょう。サービス業ならレジやECサイトの販売データ、顧客の購買履歴、SNSのコメントなど、お店に関する多様なデータが存在します。これらのデータをAIが横断的に分析すると、例えば「2年前に商品Aを実店舗で買った人が、近ごろECサイトで商品Bを閲覧する機会が多い」といった相関性が見えてきます。そこでその顧客に、「ダイレクトメールで商品Bの割引クーポンを送る」という新たな打ち手を実行することができるのです。

あるいは、人事での活用も有効です。まず、採用社員の応募時の履歴書データと面接データをAIに読み込ませます。次に、その人材が現在どんな成果を出しているかを入力します。その上で、AIに「活躍している社員の履歴書・面接の傾向」を分析させると、自社が求める人材の共通項が見えてきます。これを、採用基準に生かすのです。

 

次代の競争はもう始まっている。来たる「AI時代」に生き残る企業とは?

AIの力を引き出すには、「人の視点」が欠かせない

経営分野に、需要予測に、売上解析に、AIを取り入れる企業が続々と増えています。ただし、AIが100%正しい答えを出すわけではありません。導き出された答えはあくまで機械がはじき出したものであるため、そこに人間の感性や常識、バランス感覚を混ぜることが不可欠です。AIが私たちでは到達し得ない分析結果を出してくれるからこそ、それを受け止める人の判断力が問われるのです。

同様に、会社全体に関わる大きな戦略やビジョンの策定、ゼロからのプランづくりは、AIの苦手な分野。それは人が担うべきであり、自社の理念や価値観を軸にして、私たち自身が描かなくてはなりません。

「AIの登場によって、人間は淘汰される」なんて話も耳にしますが、AIが主流になるほど、実はそれを活用する「人の視点」が重要になってきます。AIは、データと目標があってこそ機能するもの。それを与えるのは人間です。自社の事業において、AIにどんなデータを与え、何を分析させるのか。その判断は、みなさん自身に委ねられています。より高い視座をもち、人とAIがうまく連携する仕組みを構想できるかどうかが、AI時代を勝ち抜く企業の分水嶺となるかもしれません。

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