◇タイトル

伝えるだけじゃ終わらない！価値を「浸透させる」発信術 〜 ストーリーで共感を広げ、ブランドを動かし社会に届ける 〜

◇本セミナーで学べること・参加メリット

・具体的な事例から学ぶ「価値を浸透させる発信」
・発信戦略設計の基礎が身につく
・広報担当者としての影響力が高まる
・社内外の共感を最大化するコミュニケーション力

◇ゲストプロフィール

■ 関口 博之（せきぐち ひろゆき）氏
・1979年に一橋大学を卒業後、NHK入局。経済部記者として官庁・日銀・金融・商社などを担当し、後に解説委員に就任。
・BS「経済最前線」、総合テレビ「経済羅針盤」「おはよう日本・おはBiz」などでキャスターを歴任し、取材した企業トップは300名を超える。
・2011〜2013年には北九州放送局長を務め、2022年にNHKを退職。
・現在は経済ジャーナリストとして、エネルギー・SDGs・DX・GX・企業戦略をテーマに取材・講演活動を行う。

■ 遊馬 未菜実（ゆうま みなみ）株式会社Enjin
メディアプラットフォームカンパニー マーケティング

◇セミナー内容

【序章】前回の振り返りと今回のテーマ設定
・ブランド価値とは「理念・事業・発信」の土台
・社内外の共通言語が生まれることで、一貫性ある発信が可能に
・広報は“伝えるだけではなく”価値の土台づくりから関わる存在

【第1部】価値発信の具体策：東京ガスの実践事例から学ぶ
■社内向け施策
・社長メッセージ動画（担当部長との対話形式）
→ 経営の言葉を構造的に整理して社員へ届ける重要性
・CFO × 外部有識者対談
→ 複雑なテーマを社員の理解順序に合わせて設計
・部門トップが語る「自部門における価値の体現」
→ 理念の自分事化に不可欠

■歴史・ブランド資産の活用
・140周年事業など、「歴史」や「誇り」をストーリーとして活用
→ 社員の合意形成や腹落ちに効果的

【社外向け施策（認知・理解のための発信）】
・プレスリリース：背景→課題→取り組み→成果の構造で理解しやすく
・統合報告書での特集：専門性を持つ読者にも伝わる論理的構成が重要

【第1部まとめ】
・理念は「伝わったとき」に初めて価値になる
・社内浸透は“認知”ではなく“行動変容”を伴って設計すべき
・ストーリーは聞き手の理解段階に合わせて構造化することが鍵

【第2部】発信戦略のリアル：課題と改善ポイント
・発信戦略設計の不足
　・WHY（なぜ今この発信か）が弱く、伝わりにくい
　・経営層が策定には関わったが、発信フェーズには巻き込めなかった
　→ 説得力・信頼性が低下

・広報が初期段階から関与すべき理由
　・早期関与で自由に情報整理・ストーリー構築ができる
　・受け手が「自分ごと化」しやすい発信になる
　・社内外での浸透がスムーズになる

・情報発信設計の基本
　1.伝える順序（筋道）を決める
　2.WHY（背景・意義）を明確化する
　3.ターゲット別に語り分ける
　4.経営層を巻き込む
　5.届け方（HOW）を設計する

【第3部】第1回・第2回の総まとめ：価値ある情報発信のポイント
・理念・事業・価値定義を整理し、土台を整える
・広報が初期から関わり、発信の質を最大化する
・WHYを軸に、受け手に響くストーリーにする
・経営層を巻き込み、透明性あるコミュニケーションを実現
・「土台 × 設計 × 透明性」の3つが揃うと、共感と信頼が生まれる

◇期待される効果

・ブランド価値を「伝える」から「浸透させる」段階へ進められる
・経営層〜現場まで巻き込める発信力が身につく
・社内外の関係者に“共感と納得”を生む発信ができる
・WHYを軸にしたストーリー構築で、メディア・社会に届く情報設計が可能になる