広報って何?中小企業こそ広報が大事な3つの理由

2020.03.01 広報ノウハウ
広報って何?中小企業こそ広報が大事な3つの理由

広報部門に配属されたと聞くとなんとなくかっこいいなという印象を持つ人が多いのではないでしょうか。ですが実際に何をしている部署なのかと聞かれると、あいまいな返答になりませんか?

大企業は当たり前のように広報部が存在し、日々広報活動を行っていますが、中小企業ではまだまだそこまで手を伸ばせていないところも少なくありません。しかし、実は中小企業こそ広報の役割を早い段階から機能する必要があるのです。

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そもそも広報って何?

広報には大きく分けて社外広報と社内広報があり、多くの人がイメージするのは社外広報ではないでしょうか。

社外広報とは、その名の通り社外に向けて会社のPRをすること。つまり会社の名前やサービス、社長を外部に知ってもらうために様々な方法で会社の情報を発信することです。代表的なものでいうとテレビCMやプレスリリースなどですね。

では、社内広報はというと従業員向けに社内の情報を知らせることです。会社を大きくする上でどちらが重要かというと、社外広報の方が重要なのではと思ってしまいそうですよね。しかし、社内統制なしに会社を大きくすることほどリスクなものもなく、社内社外どちらも重要な役割を担っているのです。

具体的な広報の仕事内容とは

広報とは社内、社外どちらに向けても、会社のことを深く認知してもらい、会社のファンを増やすことが目的の部署ですが、具体的にどのような役割と仕事内容があるかみてみましょう。

【社外広報】

目的:
会社の認知度を上げ、企業価値を高めることが目的。発信する情報の内容によって良くも悪くも世間が会社に対して持つイメージに繋がる。

具体的な内容:
ブログ・SNS更新、テレビや新聞、雑誌の取材対応、プレスリリース・メルマガ配信、イベント企画・進行、PR会社との打ち合わせ、広告出稿、社会貢献活動など

【社内広報】

目的:
社員に対して会社の方向性や最新の情報を共有することが目的。
会社の理念を共有し、一体感を高める。

具体的な内容:
新商品・新サービス情報の社内伝達、イベント企画・スケジュール調整、社内報など社内情報の発信

中小企業に広報が大事な理由

具体的な広報の役割と内容が理解できたところで、本題に入っていきたいと思います。
会社の規模が小さいうちから広報に力を入れるメリットは大きく以下の3つに分けられると考えます。

1.情報や理念が浸透しやすい

会社が小さいうちは部署など関係なく社員同士の交流が多くあります。社内で起きた出来事にもその場に居合わせることが多く、情報もすぐに入ってきますが、社員が増えるとそうはいきません。
業務上あまり関わりのない部署の人との会話は減り、部署間での会議や企画も少なくなってきてしまいます。大企業になれば同じフロアの人の顔と名前が一致しないなんてことも珍しくありません。

また、会社が目指している方向性や最新の情報、会社の理念も浸透しづらくなってきてしまいます。そんなときに重要な役割を担うのが広報担当者なのです。
広報担当者が部署間の架け橋となることで社内の交流を活性化し、ビジネスチャンスを逃さない。広報にはそんな重要な役悪を担っているのです。

2.企業イメージを作りやすい

大企業のイメージを今から変えようとするとなかなか難しいですよね。それは多くの人にこの会社はこんな会社というイメージがすでに存在しているからです。悪い例で例えると、一度不祥事を起こした会社の企業イメージはそう簡単に回復することは少なく、そのイメージだけで事業の存続にまで関わってきてしまうこともあります。

しかし、中小企業の場合はまだしっかりと固まっていないことが多いので、自分たちが目指す方向に会社のブランドを作っていきやすい環境にあります。最近では製品やサービスだけでなく、社員や社長も会社の顔として企業イメージを作る上で重要になってきています。
SNSの普及によりほとんどの会社がSNSを利用して、会社の情報や文化を外に発信しています。SNSの運用と一言で言ってもしっかり運用するのは大変な労力がいります。しかし会社のイメージを作る重要な要素の一つですので手を抜くわけにもいかない。

また、従業員の態度一つが会社のイメージに大きく寄与することも珍しくない時代です。1で述べたように従業員への意識の浸透という意味でも中小企業のほうがブランディングしやすいのです。

 

3.メディアへの発信が一番の近道

メディアの担当者は他にはない珍しいサービスや画期的な商品の情報を日々探しています。
しかし大企業と違って中小企業は待っていてもメディアからの取材依頼が勝手にくることはほぼないでしょう。どれだけ良いサービスを提供していても、他にはない珍しい新商品ををつくったとしても認知されなければ取り上げられることはないのです。

ここで広報担当者の社外に向けた情報発信が大事になってくるのです。プレスリリースを出してすぐに成果が出るということは少ないですが、どのタイミングで製品・サービスの需要が高まるかはわかりません。そのチャンスを掴むためにも常にPRを続けることが重要です。

またよく聞くのは、他社との差のアピールポイントがわからないという声。確かに自社のことはよく知っているかもしれないですが、他社の知識がなければ何がどう違うのかわかりにくいですよね。

おわりに

会社を大きくするために広報が非常に重要な役割を果たすことがわかります。

とはいえ、走り始めのときほど会社の基盤を築くために営業活動が忙しく、広報にまで手を割けないというのが現状。そんな場合は事業が軌道に乗るまではPR会社など外部のプロフェッショナルに手を借りながら戦略的にブランディングしながら会社の知名度を上げることを考えてみてはいかがでしょうか。

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