メディアリストを作るその前に。メディア露出に繋がる63のチェックリスト

2021.02.08 広報ノウハウ
メディアリストを作るその前に。メディア露出に繋がる63のチェックリスト

広報活動で欠かせない仕事の1つが、メディアへのアプローチです。
そのアプローチ先を精査する時に、作成するのがメディアリストです。

メディアリストは、広報活動において欠かせません。

しかし、ゼロから新しく作る場合、どのように作ればいいのかわからないという方も多いのではないでしょうか。

今回は、メディアリストの作成前、作成時、活用する際にチェックするポイントをご紹介します。抜け漏れのない効率的な広報を実現するためにも、ぜひ参考にしていただけると幸いです。

今回の記事はこちらのチェックリストの中身を一部抜粋し解説を加えたものになります。より、理解度を深めるためにもダウンロードをおすすめします。

メディアリストとは

メディアリストとは、広報担当がテレビ・新聞・ラジオ・雑誌・WEBメディアなどの様々なメディアの中から、自分たちの要望が叶えられそうなメディアの情報をまとめたものです。ですので、メディアリストの作成には戦略的な思考が必要となります。

ただ、闇雲にリストを作成するのではなく、どのようなメディアであれば自分たちの商品やサービスを取り上げたいと思うか、目的を達成するためにはどのくらいの規模感のメディアであればいいのかなど、リスト作成前に予め決めておく必要があります。

一般的にメディアリストには、会社名・メディア名・取り上げられたいコーナー名・担当者名・電話番号・住所・メールアドレスなどがあれば十分です。ただし、メディアによって効果的な連絡方法が違うので注意が必要です。例えば、地方の新聞記者であれば、まだまだFAXを利用しているところも多く、FAXでのアプローチも有効な手段だといえます。

メディアリスト作成前に必要なことは戦略を立てること!

メディアリストを作成する前に必要なこと、それは「戦略を立てること」です。

上記でもお伝えしましたが、メディアリストの作成には戦略的な思考が必要です。何のためにメディア露出を目指すのか、まず戦略を立て目的を明確にしておきましょう。

例えば、「全国ネットのテレビに取り上げられること」が目的なのであれば、まずは自分たちが届けたい情報を取り上げたいと思ってもらえるメディアに、アプローチをすることを目指してみてください。いきなり、全国ネットのメディアにアプローチするより、メディア露出の実績を元にアプローチをする方が効果的です。

戦略を立てる際にチェックするポイントは以下の通りです。

<PR戦略策定時のチェックリスト>

・PRの目的は明確にしたか?(認知の拡大・採用目的など)
・KPIの設定はできたか?(掲載数、広告換算価値、売上)
・中間目標は立てられているか?(架電数・訪問数など)
・会社の方針または意思決定者と、設定したKPIをすり合わせたか?
・スケジューリング(ローンチ日をベースに起算する)はできているか?
・情報を届けるターゲットを明確にしたか?
・PRを通して伝えるメッセージをまとめられているか?
・PRするモノ・コトとアプローチするメディアがマッチしているか調べたか?
・定期的に目標の進捗を振り返れるように数字の管理方法は決めているか?

メディアリストを作成する3つのステップ

戦略の大枠が決まったら、次にメディアリストを作る作業に入ります。ここでも重要になるのは、何のためにメディア露出をするのかという目的と戦略です。3つのステップに分けてご紹介します。

ステップ1:メディアを洗い出す

まず最初はアタックするメディアを洗い出すことから始めます。その際、エリア・メディアの規模・媒体の種類(TVなど)は一旦考えず、とにかく量を意識して洗い出すのがポイントです。

インターネットに連絡先が載っていないメディアもあるので、ある程度予算が取れるのであれば、マスコミ電話帳や広報ハンドブックなど、市販のリストを購入してもいいと思います。

<ステップ1のチェックリスト>

・市販で手に入るメディアの電話帳や広報ハンドブックは入手したか?
・Webサイトなどから、手に入れられるメディアのリストは手元にあるか?

ステップ2:メディアを分類・ピックアップする

メディアの洗い出しが終わったら、次はメディアの分類を行います。目的を果たせそうなメディアはどこか、戦略を元にメディアを分類していきます。

分類方法は、エリア・メディアの規模・媒体の種類・男性向けか女性向けか、取り扱う情報のジャンルなど、様々な分け方ができます。目的に合わせて分類してみてください。ピックアップ企業は多ければ多いほどいいですが、最初は20〜30件くらいを目標にするといいと思います。

<ステップ2のチェックリスト>

・作成したメディアリストは30件以上あるか?
・メディアはTV・新聞・雑誌・Webメディアなどに分類できたか?
・アプローチするメディアの選定はできているか?

ステップ3:ピックアップしたメディアの情報を集める

アプローチするメディアの数が絞れたら、次はメディアの情報を集めます。必要な情報は、公式HPに大体載っています。会社名/メディア名/記事・コーナー名/担当者名/電話番号/住所/メールアドレスがあれば一般的には十分だと言えます。

さらに周りと差をつけるなら、そのメディアがよく取り上げているネタや読者層まで調べるといいでしょう。アプローチをする際に、メディアの人から「この人よくわかってるな」と思ってもらえるかもしれません。

<ステップ3のチェックリスト>

・メディアリストに、会社名/メディア名/記事・コーナー名/担当者名/電話番号/住所/メールアドレスの項目があるか?
・アプローチするメディアの特徴について調べたか?
・アプローチするメディアの記事・コーナー名は特定しているか?
・流行り、タイムリーなニュースは一通り目を通したか?

ここまで、メディアリストについてご紹介してきました。
しかし、メディアリストは作って終わりではございません。

メディアリストを有効に活用するためにも、最後にメディアアプローチをする際に気をつけるポイントをご紹介します。

メディアにアプローチする際に気をつけるポイント

「メディアには毎日多くのアプローチがきている」

ということを前提に、メディア側はどのような情報であれば読みたいと思うかを考えましょう。数あるアプローチの中から選ばれるためには、いくつかのポイントが必要です。

 

少しだけご紹介すると、

・メディア目線で考える
・世の中のトレンドとマッチさせる
・他にはない独自性をアピールする

 

などがあります。上記のチェックリストも、こちらに記載してありますので、詳しくはご覧ください。

まとめ

いかがでしたでしょうか。くどいようですが、メディアリストの作成前に、戦略を立て目的を明確にすることが大切です。このチェックリストが少しでもお役に立てれば幸いです。

とはいえ、

「そもそも広報担当がいない」
「他の業務と兼任で時間が取れない」
「形になるまではどこかに依頼したい」

など、広報に関する課題は様々だと思います。弊社では、メディア側から直接メディア出演・取材依頼が届き、高確率でメディア出演が可能な「メディチョク」というサービスを提供してます。

現在、多くのメディア関係者が利用しており、低コストで広報担当を設けずに広報活動を実現することも可能です。是非「メディチョク」を使って、効率的に自社の魅力をPRしてみませんか?