プレスリリースとは?書く前に押さえておきたい3つのポイント

2020.03.09 広報ノウハウ

このページをご覧になっている方は広報部門に配属になったばかりの方や広報部門を立ち上げたばかりの方が多いのではないでしょうか。広報の基本的な仕事の一つにプレスリリースがあり、その歴史は100年以上にもなります。プレスリリースは時代の流れとともに変化を遂げながら、たくさんの種類のプレスリリースが様々な目的で使われてきました。

ここではプレスリリースがどのような役割を果たすのか、その活用方法と配信に向けた効果的な考え方を交えてご紹介していきたと思います。

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プレスリリースとは

プレスリリースは企業や団体が自分たちの活動や商品・サービスをメディアに向けて情報を発信することです。その目的の多くは宣伝効果を期待したものになります。プレスリリースはかつてはテレビ局や新聞社に向けたものが大半を占めていました。しかし、インターネットが普及し、ウェブメディアの影響力が強まるにつれてウェブ媒体に向けたプレスリリースも増加傾向にあります。

メディアには毎日数百という膨大なプレスリリースが届き、その中から取り上げる価値があると判断したものをニュースや番組で発信します。そのためプレスリリースは広告と違って必ず取り上げられるものではありませんが、直接メディアの目にとまるチャンスを掴むきっかけになります。

プレスリリースを書く前に押さえておきたいポイント

メディアは「記事を書くため」に必要な情報をプレスリリースから探します。つまり「必要な情報」が書かれていないプレスリリースはメディアにとって迷惑なプレスリリースになってしまうのです。自社にとっては「重要な情報発信」であってもメディア側からすると記事にするに当たらない(ニュース性がない)と判断されると記事にはなりません。

プレスリリースを書くことに慣れていないうちはついつい自社のアピールにばかり目を向けてしまいがちですが、目的とゴールをしっかり理解した上で作成をすることをお勧めします。

記者が「これは世に知らせたい」と思うようなプレスリリースの作り方を身につけてメディアに取り上げてもらいましょう。

1.書く目的を考える

何のために書くのか。この軸がしっかりしていないと何が何だかわからないプレスリリースが出来上がってしまう可能性があります。

  • 誰に情報を届けたいのか
  • 何を伝えたいのか
  • どのように伝えたいのか

2.切り口を考える

記者が書いた記事は「ニュース」として世間に発信されます。そのため記者はその内容がニュースになるかどうかを考えながら記事を作成します。プレスリリースを作成する際にはそれらを考慮しながら取り上げられるために商品・サービスをアピールする方法を考えましょう。

記事になるかどうかのポイントとしては以下が挙げられます。

  • 新規性や希少性があるか
  • 社会で流行っているもの、問題視されていること
  • 独自の特徴

3.どんな媒体に出すか

チャンスを掴むために手当たり次第、プレスリリースを送るのは得策ではありません。例えば若い女性向けの新商品を開発販売する内容のプレスリリースを経済誌に送っても効果が薄いことは一目瞭然ですよね。新製品開発の際に誰に向けた製品を開発するかきちんとターゲティングしているかと思いますが、露出先のメディアも同じです。その製品に合ったメディアを選ぶようにしましょう。

プレスリリースをメディアに届ける方法

いかがでしたか。プレスリリースについてご理解いただけたところで、次にプレスリリースをメディアに届ける方法についてご紹介します。プレスリリースの配信方法は主に以下の方法があり、受け取るメディア側によって好まれる配信方法が異なります。

1.ファックス

通信手段の進化により使う機会はかなり減り、一般家庭においてはほぼ稼働していないというお宅も多いのではないかと思います。しかし、企業や医療機関などビジネスでは実はまだまだ利用している企業は多く、新聞社やテレビ局など伝統的なメディアではFAXでの配信が根強いです。

一方、ウェブメディアなどはあまりFAXを好まない傾向があります。

⒉郵送

郵送も古くから行われている方法です。枚数が多くなってしまったときなどは郵送が望ましいですが、郵送期間を考慮して送る必要があるため、急ぎの内容の場合は他の手段を選択しましょう。

3.メール 

今となってはビジネスの主流となったメール。最も手軽にできるというメリットがありますが、手軽さゆえに乱発したり、迷惑メールや不要なメールが多いのも事実。ニュース価値が低いものも多かったりとメディア側からはあまり好まないという人も少なくありません。

4.直接持ち込む

テレビ局や新聞社に直接訪問し、手渡す方法もあります。しかし、記者やメディア関係者は忙しいため不在であったり取り合ってもらえないことも多いです。

5.記者クラブへのアプローチ

記者クラブにプレスリリースを出す際は注意点が必要です。全国の各都道府県に設置されている記者クラブですがプレスリリースの種類や持ち込み方などルールや手順があるので十分調査してから検討しましょう。

6.プレスリリース配信サービス

プレスリリース配信サイトの運営側がメディアとの関係性を築いているため、自社で事前にプレスリリース配信先を調査する必要がなく、テレビ局や新聞社、webメディアまで幅広い媒体で紹介してもらえる可能性があります。

独自の強みやサービスを有しているプレスリリース配信サイトも多いため、自社のニーズにあった配信サイトを選ぶことをお勧めします。

まとめ

配信されたプレスリリースを記事として取り上げるかどうかはメディア次第になります。広告と違って必ず取り上げられるわけではないので、実を結ぶまでに苦労もありますが、少しでもメディアの目に止まるようにその特性を理解しながらプレスリリースを配信していきましょう。

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