広報の業務委託とは|4つのメリットと注意点・委託できる内容を解説

2022.12.13 広報ノウハウ

広報の業務は多岐にわたるため、中小企業の場合は人員確保が難しく、広報業務まで手が回らないケースもあるでしょう。そのため、広報の業務委託が注目を集めています。この記事では、広報の業務委託を検討している担当者に向けて、広報を業務委託するメリット、委託する際の注意点や委託できる内容などについて解説します。ぜひ参考にしてください。

 

広報の業務委託とは

広報の業務委託とは、広報の業務のすべて、もしくは業務の一部などを外注することです。広報の業務内容はマーケティングの領域を含むこともあるため、適した人材を採用することが難しく、業務委託を行っている企業が多くなっています。中小企業の場合は特に、広報のリソースが足りないケースもありますが、業務委託することでその課題を解決できます。

 

広報業務を委託する費用

広報業務を委託する費用は、どのような業務を委託するのかによっても費用は大きく変動します。

 

委託先はPR会社とフリーランスに分けられますが、一般的にはPR会社のほうが費用が多くかかります。PR会社の場合は、企画立案やプレリリースなどの委託する業務ごとに費用がかかり、PR会社の規模が大きくなるほど費用がかさむ傾向です。

 

フリーランスは、稼働時間に対して費用を算出するケースが多く、PR会社よりも費用を抑えられる場合もあります。

 

広報の業務委託4つのメリット

広報を業務委託することでどのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは、広報の業務委託で得られるメリットを4つ解説します。

 

コストダウンできる

広報の業務内容はさまざまです。広報活動を行う場合には、ある程度のスキルや経験が必要となり、優秀な人材を正社員として雇用しようと思うと人件費が高くなりがちです。しかし、業務委託の場合には人件費を抑えて、変動費として処理できるためコストダウンにつながります。また、繁忙期だけリソースを増やすなど、効率的な運用が可能です。

 

蓄積されたノウハウとスキルを利用できる

広報の業務では、専門的なスキルや経験などが必要です。情報収集から企画立案、SNS運用や文書作成までさまざまな業務を行わなければいけないため、スキルやノウハウがないと成功に導くことが難しいでしょう。業務委託なら、社内にはないリソースや蓄積されたスキル、ノウハウを持つ人材に任せられるため、効率的に業務を進められます。

 

第三者目線を得られる

会社に属している社員が、自社を客観的な目線から見ることは難しく、自社や自社商品の魅力、アピールポイントなどに気づきにくいでしょう。しかし、業務委託ではコンサルタントが客観的な目線で企業を見るため、自分たちでは気づけなかった強みや課題の発見につながるケースもあります。

 

メディアとのコネクションを利用できる

広報の業務委託によって、委託先が持つメディアとのコネクションを利用できます。メディアへの露出は広報効果が大きいため、積極的な活用が求められます。しかし、メディアとのつながりをゼロから構築するのは難しく、時間もかかるでしょう。外部委託先のメディアとのコネクションが利用できる点は、業務委託の大きなメリットです。

 

広報の業務委託でできる内容

広報の業務委託では、どのようなことができるのでしょうか。ここでは、広報の業務委託で行える内容を解説します。

 

プランニングを行う

プランニング(広報戦略)とは、自社商品やサービスなどの広報活動を行う際に、どのような広報を行うのかといった方向性を決めて、戦略を立てる業務です。プランニングによって、広報の方向性が決定するため、広報業務の中では非常に重要なものだといえます。また、スキルやノウハウが必要な業務でもあります。

 

ブランディングを行う

広報活動では、自社のブランディングも重要な業務です。ブランディングとは、ユーザーや社会全体が抱いているブランドイメージを高めることを指します。社内の人材の場合、自社の強みや魅力、アピールポイントなどに気づきにくいケースもあります。外部委託で第三者目線を取り入れることで、行える施策もあるでしょう。

 

プレスリリース関連業務を行う

メディアやユーザーに向けてのプレスリリースは、スピーディーさが重要です。素早く正確に発信することが求められますが、新たな商品やサービスのリリース時には多忙で、多くの業務に追われてしまうケースも珍しくありません。多忙な期間だけ業務委託を利用することも可能なため、自社の状況に合わせて委託するとよいでしょう。

 

メディアリレーションズ構築を行う

メディアリレーションズ構築とは、メディアとのやり取りや出稿、メディア研究などメディアとの信頼関係を構築するための業務です。自社の情報を正確かつ広く伝えるために、メディアリレーションズ構築は欠かせません。外部委託先が持つメディアとのコネクションを利用できるため、外注するメリットが大きい業務だといえるでしょう。

 

広報を業務委託する際の注意点

広報を業務委託する際には、注意したいポイントがあります。以下では、業務委託の注意点を2つ解説します。

 

広報業務のノウハウ・経験を得られない

広報業務を委託する場合、広報業務に関するノウハウや経験を社内に蓄積できないため、広報人材の育成が難しくなります。そのため、業務委託をする際にはすべてを任せっきりにするのではなく、社内の担当者と業務委託担当者が直接コミュニケーションを取れるようにするなど、工夫する必要があります。

 

コスト増の可能性もある

広報を業務委託する場合、人件費を削減できます。しかし、外部先の企画や提案、施策内容などによっては、コストが多くかかるケースもあるようです。質の高い施策であっても、予算面で難しいという場合もあるでしょう。そのため、事前にどの程度までコストをかけられるか、予算の共有などが必要です。

 

広報業務の委託先の選び方

広報業務の委託先を選ぶ際には、2つのポイントを意識しましょう。以下では、各ポイントについて詳しく解説します。

 

過去の実績を確認する

委託を検討している企業の過去の実績や得意分野などを確認しましょう。委託先によって、得意分野は異なるため、自社が委託したい内容とマッチしているかどうかを確認、検討します。また、自社を担当する担当者についての確認も必要です。広報の実績、コミュニケーション能力、スキルなども把握しておきましょう。

 

メディアリレーションに特化した委託先も選ぶ方法も

メディアリレーションは広報活動において欠かせないものですが、メディアとの関係を構築するには時間がかかります。メディアとの関係構築を重視する場合は、メディアリレーションに特化したサービス利用も一つの方法です。メディアリレーション特化型なら、メディアとの関係構築に時間をかける必要がありません。

 

メディアとつながる「メディチョク」導入事例

メディチョクは、メディアと直接つながるメディアリレーション特化型のサービスです。ここでは、メディチョクの導入事例を紹介します。

 

セブンシーズキャピタルホールディングスの事例

学童保育や習い事のマッチング、教育系Webメディア運営事業などを展開する企業です。広報活動としてブログでの情報発信などを行っていましたが、メディア露出につながらないという課題がありました。しかし、メディチョク導入によりYahoo!ニュースの記事掲載、ラジオ番組などのメディア出演が決まり、メディアリレーションの構築につながっています。

 

天下茶屋あみ皮フ科クリニックの事例

大阪市西成区の天下茶屋駅から徒歩1分という立地にあるクリニックです。従来は、看板の設置や地元新聞への広告掲載、Webサイト運営などの広報活動を行っていましたが、ターゲット層に届きにくいという課題がありました。メディチョク導入後は、毎月1件以上、雑誌や女性誌Webメディアなどに掲載され、新規顧客獲得や既存顧客の満足度向上につながっています。

 

サマンサクリニックの事例

東京都練馬区に地元密着型として2015年に開業したクリニックです。以前は、駅看板やインターネット広告などの広報活動を行っていましたが、効果が分析しにくいという課題がありました。メディチョク導入後は、メディチョクユーザーの中でメディア掲載数3位以内、獲得広告換算価値は約1,000万円と高い効果を出しています。

 

よしクリニックの事例

形成外科・皮膚科・美容皮膚科の3つの診療科目を掲げるクリニックです。Webサイトや口コミに力を入れた広報活動を行っていましたが、潜在的な患者へ発信しにくいという課題がありました。メディチョク導入により、月に1〜2回メディアとマッチングでき、ブランディングや潜在的な患者へのアプローチにつながっています。

 

元町内科クリニックの事例

病気を未然に防ぐことに重きをおくクリニックです。タウン誌広告などの広報活動を行っていましたが、費用対効果の面で課題がありました。メディチョク導入後、東洋医学や栄養学などの知見を活かした情報を発信することにより、4カ月で10件のメディア掲載につながり費用に見合う効果を得ています。

 

まとめ

広報の業務は多岐にわたり、熟練したスキルやノウハウも求められるため、業務委託はよい選択肢の一つです。その中でもメディアとの関係構築が目的なら、メディアリレーション特化型のサービスを選ぶとよいでしょう。

 

メディチョクは16年間のノウハウで培ったメディア企画力があり、メディアに直接アプローチできるサービスです。女性ターゲットのメディアにも強く、露出確約メディアも保有しています。広報の業務委託をお考えでしたら、ぜひお問い合わせください。